デリケートゾーンに安全な美白成分のトラネキサム酸

美白成分はいくつかあり、確かに美白効果はあるものの、副作用などのリスクが問題になるものがあります。しかしトラネキサム酸は安全なアミノ酸で、医薬部外品として市販されています。

この成分は抗炎作用や止血、あるいは抗アレルギーなどに効能がみられ、病院でも湿疹や蕁麻疹、あるいは止血に使っています。

◆トラネキサム酸には内服と外用がある
この安全で美白効果がある薬は黒ずみ対策にも有効なようですし、シミを消すことも可能で、ビタミンCや美白外用剤と併用すると、さらに効果があるようです。ちなみに内服薬と塗り薬の外用薬がありますが、黒ずみには内服薬が良いとのことです。

 

◆美白効果のメカニズム
デリケートゾーンが黒ずみになるのは、外からの肌への刺激により体内でメラニンが生成され、肌の細胞に分泌するからです。トラネキサム酸には抗プラスミン作用があり、これがメラニン色素の生産を阻止します。

肌が紫外線や摩擦などで刺激されると、体内のメラノサイト細胞がメラニン色素を生産します。トラネキサム酸はプロスタグランジンという物質の伝達を阻止しますから、メラニン色素の生産がおこなわれなくなり、黒ずみの改善と予防にも効果があります。

 

◆塗り薬にも配合
内服薬で黒ずみ改善が可能なトラネキサム酸は、もちろん外用の塗り薬としても使われ、塗り薬としてクリームやジェルなどに配合されています。
それはm-トラネキサム酸で、安全な美白成分ですから医薬部外品として、厚生省が認可しています。

したがって、トラネキサム酸は安全ですから、医師の処方箋がなくても購入できますし、市販のクリームやジェルの説明書にも記載された用法と容量を守れば、安心してデリケートゾーンの黒ずみ対策に使用できます。デリケートゾーン 黒ずみ 対策

 

デリケートゾーンの黒ずみの原因は肌の老化?

若い頃は全然気にしたことのなかったデリケートゾーンの黒ずみを気にする人は、30歳を超えたあたりから増加します。黒ずみの悩みは、年齢を重ねるごとに深みを増します。

ざらに言えば、体の部位の多くに黒ずみ箇所が増えます。デリケートゾーンだけではありません。

しかしやはりデリケートゾーンは、外部からの負担がかかりやすく、簡単に黒ずみやすい箇所。デリケートな部分ほど黒ずみが気になりやすい所と言えます。

 

■黒ずみが加齢によって増えるのはなぜか
加齢に起因する数ある肌の問題の中でも、黒ずみに悩む人が一番多いと言われています。

肌が敏感な箇所である乳首、脇、デリケートゾーン。これらの箇所が黒ずみやすいのは、メラニンができやすい箇所であるからです。年を重ねることで、黒ずみに拍車がかかるのも頷けます。

 

■加齢で崩れるホルモンバランス
ホルモンの均衡が、年を重ねることで崩れます。

エストロゲンという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、これは女性ホルモンの一種で、肌の環境を健やかに保つ作用があります。年を重ねることで、肌の環境が乱れるのは、ホルモンの均衡が崩れることで、エストロゲンが減少するためです。

若い年齢であっても、生理の間は肌が荒れやすくなるということが多々あります。まさにこれもエストロゲンの乱れが引き起こしていますが、生理中はホルモンの均衡が乱れるために起こっており、メカニズムは同じです。

 

デリケートゾーンのような過敏な箇所の肌は、ホルモンの乱れが作用しやすく、黒ずみに悩みやすい箇所であると言えます。

過敏であるがゆえに、少しでも刺激が加わると、肌は自身で守ろうとし、メラニンがより作り出されてしまいます。加齢で陥ってしまうことが多いのが、このような悪いループなのです。

 

■加齢で進む乾燥
加齢が進むと、肌が外部から受ける負担に弱くなります。これは、肌の脂が若い頃より減り、乾燥が進みがちになるためです。

先述のように、デリケートゾーン部分は敏感なうえメラニンが作り出されやすい箇所です。この部分の乾燥が進めば、肌への負担は重くなり、やはり自己防衛反応からさらにメラニンが増えます。こうして発生するのが黒ずみです。

また、老化した肌は乾燥した状態が常となってしまいますが、服などで摩擦が起きることが普通であるデリケートゾーン、脇、乳首のような部分とって、乾燥しているところにさらに大きな負担となるのがその摩擦です。

そして、これもやはり過剰にメラニンが作り出される原因になるのです。

 

■加齢で乱れる代謝サイクル
およそ一か月が、肌が新しく生まれ変わる代謝サイクルです。この代謝サイクルが少しずつ長期化し始め、段々肌の生まれ変わりがうまくいかなくなってくるのは、早くも二十歳を超えるあたりからです。

メラニンが過剰に作り出されても、代謝サイクルに乱れがなければ、黒ずみは解消されます。しかし、加齢によってサイクルが乱れると、生まれ変わりがうまくいかなくなってしまい、いつも肌はくすみがちな状態になってしまうのです。

 

陰部の黒ずみ対策にトレチノイン使用は危険

美白効果がある成分のひとつにビタミンA誘導体のトレチノイン酸があります。この成分は肌のターンオーバー促進作用と、肌の表皮細胞を保護し保湿する効果があるとされています。

加えてコラーゲンやヒアルロン酸の生産を促すので、メラニン色素の沈着を防ぐので、黒ずみ改善には効果的です。

このような能書きを見ますと、トレチノイン酸は陰部の黒ずみを消すのにもってこいと短絡に考えてしまいますが、実はこの成分は陰部には極めて危険なのです。

◆陰部に使うと重大なトラブル発生
トレチノイン酸は陰部や乳首の肌には使うことはできません。その理由はあまりにも刺激が強すぎるからで、その刺激で肌の角質層が剥けてしまいます。

角質層が向けると真皮が露出されますから、ただ事ではなくなります。したがって、トレチノイン酸は皮膚科の医師の処方箋がないと入手できません。

◆過度のターンオーバー
トレチノイン酸はビタミンA誘導体に属する成分ですから、肌のターンオーバー促進作用があります。ところがこの促進作用が強力なので、過度のターンオーバーを招き、その結果皮膚が剥がれる危険性があります。

ターンオーバーとは肌の古い角質層が除去されて、新しい角質層と入れ替わることで、サイクルがありますが、このサイクルが短くなると、皮膚が剥がれるリスクが生じます。

以上のふたつの理由でトレチノイン酸を角質層が薄い陰部などへの使用は不可ですし、皮膚科の医師は処方してくれません。また、たとえ処方されても、医師の指示を守らないと重大なトラブルを招く危険性が大きいのです。
陰部の黒ずみ改善